(15) 君がため 春の野に出でて 若菜つむ
わが衣手に 雪は降りつつ
わが衣手に 雪は降りつつ
(光孝天皇)
(歌意) 貴方に差し上げるために春の野に出て
若菜を摘んでいる。
その私の着物の袖に雪がしきりに
降り続いているよ。
Mother, for thy sake I have been
Where the wakana grow,
To bring thee back some fresh green leaves;
And see—my koromo
Is sprinkled with the snow!
THE EMPEROR KWOKO
![]() |
長谷寺(奈良県) |
コメント
コメントを投稿