歌枕を訪ねて(17)「有馬山」

 小倉百人一首第58番歌・大弐三位が詠んだ歌枕「有馬山・猪名」を訪ねました。

猪名と呼ばれた場所での笹原は、現在では残っておらず、伊丹市役所近くの「猪名の笹原モデル園」で再現されて面影を残しているのと、東リ株式会社本社入り口に笹が残されていました。 また有馬山は江戸時代に深江浜などで捕れた魚を、有馬温泉まで運ぶのに利用された「魚屋道」を歩きその当時を偲びました。 有馬温泉から少し東に位置する「宝塚歌劇団」の初期の頃は、団員の名前は百人一首から取られた名前が多かったそうで、「有馬稲子」や「淡島千景」他たくさんあるようです。



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